- 生命保険各社が売り上げを伸ばしてきた変額年金保険が、金融危機による株価急落で深刻な打撃を受けている。契約者が支払った保険料(元本)を保証する商品では、損失を穴埋めする生保各社が悲鳴を上げており、元本保証のない商品では契約者が損をする例も出ている。⇒保険ブログランキングはこちら
変額年金は契約者が支払った保険料を株式や債券などで運用し、その成績次第で受け取る年金額が変わる。ただ、国内生保は運用成績にかかわらず元本を保証するタイプを積極投入したため、退職を控えた団塊の世代などに「比較的安全な投資先」と人気を集めた。販売額は05、06年度ともに、02年度の4倍以上の4兆1000億円台(年金の受取額ベース)に達した。
ところが金融危機で運用成績が急速に悪化。生保各社の08年4〜9月期業績報告(決算)では、元本を保証するための費用として、住友生命保険が519億円、三井生命保険が188億円、T&Dホールディングスが166億円を計上した。⇒
保険ブログランキング 住友生命は06年度に新規契約者から受け取った保険料の3分の1を変額年金が占め、主力商品に成長していただけに痛手は大きい。三井生命は08年4〜9月期の経常赤字転落の一因となった。株価低迷が続くと、生保経営の一段の重しになりかねない。
一方、国内の変額年金販売で最大手の米系ハートフォード生命保険は、受け取れる年金額が多い半面、必ずしも元本を保証しない商品を販売してきた。国内勢のような損失穴埋めの必要はないが、株価急落で契約者の損失が拡大するのを防ごうと、07年度の販売分(約3000億円)の約9割を10月から運用停止にした。その結果、契約者からもらう運用手数料収入などが減り、米本社は最大で210億円程度の損失を計上する見通しだ。
契約者は、元本の8割を一括で受け取るか、元本全額を15年分割で受け取るかの選択を迫られており、問い合わせが相次いだ。
◇一部で販売縮小
08年4〜9月の変額年金の販売額は前年同期比13・1%減の1兆8521億円にとどまった。金融危機収束のめどは立っておらず、業界では「商品の見直しを考える」(住友生命)、「リスクの高い商品は再検討が必要」(三井生命)と変額年金の販売縮小の動きも相次ぎそうだ。【辻本貴洋】
<変額年金保険>株急落、運用損で悲鳴 元本保証の生保痛手、契約者損失商品も(Yahoo!ニュースより)
自動車保険の保険料ってどれくらい差があるんだろう?と疑問に思ったらここをチェック!実際に一括見積もりを利用した20代〜50代のドライバーの自動車保険の見積もり結果を徹底比較
⇒